見た。



ありがとう…

これしか言えなかった。

見てる最中も号泣したけど、見終わってからだと更に泣ける…
国歌との相乗効果もあるのかな…
けど、けど、あのピアノは本当にありがとう、これしか言えない
何でありがとうなのか、上手く説明できないんだけど、ありがとう、なんだ



エリーゼが宵闇から解放されててもメルの側にいて、
エリーザベトが静かに微笑んで見守っててくれて、
ムッティも、暗闇からだけどすごくあったかい目で見守っててくれて、
もう、もう、涙が止まらない。


おかあさん、ひかり、あったかいね。


本当にあったかい…
本当にあったかいよ…

本当にメルも、エリーゼ…いやムッティも、エリーザベトも幸せになって欲しかった。そんな運命じゃないから、そうはなれないと分かってたけど、それでも幸せになって欲しかった…ッ。
あれ見て、彼らだって、そうだったんだよな、って。幸せになりたかったんだよねって、思って。

メルはエリーザベトとムッティと幸せに過ごしたかったんだよね…？
ムッティはメルが幸せになって欲しかったんだよね…？
エリーザベトはメルともっと一緒に、幸せに過ごしたかったんだよね…？

それが歪んでしまって…
メルの死によって、それが狂ってしまって…
復讐劇が始まって…

そして気付いた、気付けた、っていう




愛のあったかさ
人のあったかさ
全てが本当もうあったたかった
けど忘れかけてた
思い出させてくれた



ありがとう…







この国に辿り着けて良かった…

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